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畑・野菜の様子
手前には天下(日照)をとり歓喜するニンジン苗たち。

その背後から忍び寄る雑草軍団。
最近はもっぱら、
こんな状況のニンジンたちを雑草の魔の手から守るのが僕の主な仕事です。
この時期のニンジンどもは、
ほっとくとすぐに雑草に負けますから。
難儀ですわ。
この畝は以前からそうなんですが、
畝の上半分と下半分とで生育がかなり異なる。
上半分

下半分

これらのニンジンの播き方はもちろん同じですよ。
パッと見、発芽率もその後の初期生育もともに畝の下半分の方が明らかに劣る。
雑草の勢いも上の方がよいように見えます。
明らかに関係してそうなのは、排水性。
畝下半分の方が明らかに排水が悪い。
とはいえ、この乾きの最中、
発芽を阻害するほどの水分なんてない。
畝の下半分は土中の間隙が少なく、ゴロの状態の塊が多い。
それで発芽直後の根の伸長や吸水がうまくいかなかったのかもしれない。
または、何らかの病原菌に侵されたのかも。
実際、排水極悪の歴史をもつ畑は今現在排水性がそれほど悪くないように見えても、
病原菌が温存されていた。
なんてことも経験しましたから。
水が溜まると細菌も糸状菌も温存されるでしょう。
ウイルスも水の流れがなけば土中の浅い層にとどまるでしょう。
あるいは休眠から目覚めたボカシ肥料中の微生物に攻撃されたのかも。
これは結構可能性が高いと思っています。
それだと思われる現象よく見ましたし。
まあなんにせよ、
言いたかったのは、
排水性の悪さは本当に様々な問題を引き起こすということです。
またまたオクラの話しです。
背の高く成長した立派なオクラの足元から…

一度ネキリに倒された切り株からの芽生えなのか、
種まきし直して成長の遅れたやつなのかはよく見てないけど、
なんしか、
背が低いことによって、
先に成長した背の高い株と光の獲得においてうまく共存している。
重要なことは、
この株からも収穫できているということです!
このままこの2株がうまいこと共存し続けられることを祈ります。
南国の青空。

っぽいのは、
現在ナスとともに当ファームで最も元気なオクラさん。
思えば、
5~6月の、種播きして芽生えた直後、
ネキリムシやメイガの波状攻撃を受け戦死者が続出。
「今年オクラは無理かも…」
と思いましたが、
見事に挽回してくれました!
市販のものに比べ、
大きくなっても柔らかいし、
甘味もある。
現在オススメの一品です。
料理に応じて、生でも茹でてもどちらでもOK。
醤油で食べるのが一般的ですが、
梅肉とあえるとまた夏にぴったりの爽やかな味が楽しめます。
是非お試しあれ。
セレクトファーム的、簡単にかぼちゃを味わう方法その一。

これはバターナッツですが、
まず当然ですが種とワタを出します。
そして電子レンジで5分ほど加熱。

そしてダイレクトにスプーンで頂く。

ごちそうさまでした♪
素材の味が最もわかる簡便料理法です。
先日のNHK出版の取材に続き、
今日はお世話になっている薬膳レストランあわさいの方が写真撮影に来られました。

野菜か雑草か判別のつかない状態で申し訳ありません…
今回の写真はあわさいさんでの新たなプロジェクトで使用されます。
え!?
それ何って?
気になる方は薬膳レストランあわさいへ今すぐレッツゴー!
キャベツ・ブロッコリーに出たCa欠乏。

Ca欠乏だからと言ってその場にカルシウムがないとは限らない。
むしろ、Caはあるけれども何らかの理由で吸えないという場合の方が多いだろう。
原因について色んな可能性を考えたけれども、
さしあたって重要なことは、
この圃場にさらに次の苗たちを定植すべきかどうかということ。
昨日、たまたまブロッコリーの一つが(おそらく)ネキリに倒されていたので、
株を引っこ抜いてみた。
そしたら分かりました。
吸えない理由が。
(写真とるの忘れました…)
結局、
この圃場はまだ早過ぎたということです。
さらなる時間と水が必要。
一昨日、我らが情報化農業研究所とともにNHK出版の方から取材を受けました。


畑を見てもらいながら当農園の栽培について色々なお話しをさせてもらったわけですが、
話しのメインテーマは、
耕作放棄地を最短時間(1~2年)で高品質な野菜の採れる畑にするための技術
というものでした。
日々の栽培現場での仕事をしていると、
基本的に雑草や野菜(やイノシシ!?)、そして天候などの自然の変化に追われていて、
常に頭は、
「ヤバい!遅れてる!」
「ヤバい!間に合わへん!」
という状態で過去のことなど反すうしている余裕がないのですが、
今回のような機会によって、
過去(と言ってもまだ2年経ってませんが…)から現在に至るセレクトファームの畑の変遷を顧み、
なぜそれが可能だったか?
ということを自分自身もしっかりと整理して理解することができました。
取材して下さった方々にもきっちりそれが伝わっていればよいのですが。
思えば1年ちょっと前はこんな感じだったんですもんね。
確かにここから考えれば劇的な変化ですね。
過去のことなど普段は意識しないけれど、
過去から現在への変遷をきっちり整理して、
・どういう作業を施してそうなったか
・どう考えてその手順を選んだのか
・今後の課題は何か
などを他者にしっかり説明しないといけない。
そんな立場になってきているのかなと感じました。
日々、自然どもの変化に対応し、自分の労働を最大化(しようと)するだけでも大変だが、
まあ目標に近づくためには頑張らねばな!
畑で今までやってきたことが価値ある情報だと思ってもらえるなら幸いです。
エンジンが始動しなくなったエンジンポンプ。

エンジンポンプ以外にも普段、
軽トラ、バイク、刈払機、トラクター、
とエンジンに囲まれた生活なわけで、
さすがにエンジントラブルの主要因はキャブかプラグだということは見当が付く。
最初プラグ交換によってエンジンが始動するようになったのですが、
すぐにまたかからなくなった。
分解時にキャブにゴミが詰まっていたのが見えたのでキャブが原因だろうと見当は付きましたが、
分解したり考えたりしている時間が結構ロスなので、
時間短縮&確実を期してお世話になっている農機具屋の方に見てもらった。
やはりキャブが原因だったのだが、
キャブ中のガソリン溜まりを外部から叩くという方法でゴミを除去するというテクニックを見せて頂くことができた。
やはり専門の方にヘルプを求めるのは一つの効率的な方法。
ただ、事前に自分で分解して考えていたからこそそのテクニックの意味と長所・短所が理解できた。
単に仕事を任せるだけでなく同時に技術もパクる効果的なアウトソーシング。
なんて大げさなことを言ってみる今日この頃。
現在の栽培において最も楽しみであり、かつ恐ろしい部分でもある例の圃場はどうなったでしょうか。

ふむ。
欠乏症が出てますね。
カルシウム欠乏ですね。
上位葉が黄化していることから移動性の低い要素の欠乏だと考えられる。
この時点では多量要素であるCaと微量要素であるFeやMnの欠乏が考えられます。
ただ幼苗の時点で微量要素が欠乏するのは考えづらい。
有機資材を相当多投したとはいえ元々の粘土的成分ももちろんあるし、
そもそも去年まで通気性・排水性の激悪だったこの土地。
元々還元状態の鉄はそこそこあったと推測できる。
もう一つ、欠乏症の出方も葉の先端部より葉の両脇の方に黄化が現れるという特徴が見て取れた。
これはカルシウム欠乏の特徴。
さらにもう一つ。
キャベツとブロッコリーを植える以前ここはイネ科雑草の群集が占拠していて、他の圃場以上にイネ科率が高かった。
資材多投前の状況と比べてもイネ科率が上がっていたように思う。
イネ科はCaの代わりにケイ酸を構造保持に利用するためCaの要求量が少ない。
だから、イネ科の優占もこの圃場がCa不足であることを支持する。
ほとんど雨の降っていない状況が続いています。
キャベツなどの定植を済ませたことは前述しました。
さらにニンジンを播種したことも前述しました。
真夏の定植と播種。
そしてその後の終わりなき渇水。
となると、
毎日水やりするのは必然。
今日もこれらの設備を用いて水やりしていたわけですが…

当然写真の中で最も重要なのは、
軽トラ、エンジンポンプ、ポリタンク
であることは言うまでもない。
ジョーロやバケツなんて滅多なことがない限り使いませんよ。
え?
じゃあなんで積んでるかって?
そりゃぁ…
滅多なことが起こっちまったから!
エンジンポンプのエンジンがかからへん!
ヤバい!
ヒユ科の何かとイネ科の何かの話しの続きをば。
今日、別の圃場でこんな光景を見ました。

これ、一応畝です。
ここでたくさん見られる双子葉、
これも実はヒユ科で、その周囲にはイネ科が優占してますね。
これを見ても、
ヒユ科の優占圏とイネ科の優占圏がはっきりと区別して見てとることができる。
すなわち、
畝のベット部(真ん中の平らな部分)に優先するヒユ科と畝の肩から通路にかけて優占するイネ科。
やはり、
何らかの環境の違いを反映しているように思う。
ちなみに、
この圃場全体でこのようなはっきりした住み分けが見られたわけではない。
この畝には畝立て直前まで刈り草を積んでおいたんですよね…
つまりは前回記したワラ堆肥部分に近い環境といえる。
まあ色んなことが考えられますけども。
保水性、排水性、土の固さ、土の間隙(空気)量、微生物環境、ミネラル環境、CEC etc
まあ今は細かな理屈は重要ではなく、結論を重視すべきです。
このヒユが仮にアレロパシーみたいなことでイネ科を直接抑えていたとしても、
それはこのヒユの生育が良好だからできることであって。
つまりはこの環境のヒユは他の場所と違って桁違いに生育が良いと思われる。
これが他の双子葉にとってもそう言えるとしたら、
多くの野菜にとってもそう言えるということになる。
まあ、長引く乾きがイネ科に劣勢をもたらしたという要因もあるでしょうが。
こんなんを見ると、
ヤツらの季節がやってきたな~と。

まあ他人事じゃないですけど。
去年の一件で一つの圃場を手放したこともあって、
今年はうちの圃場では被害は出ていない。
(春にレタスの畝を踏まれはしたが。)
ただ、近隣の方と話していると被害は確実に出ているようです。
サツマイモ全滅だそうで。
サツマイモはやめた方がよいと言ったのに。
去年よりも被害地域が拡大しているのが見て取れました。
荒地の開墾をした人などもいて、耕作地域は去年よりも増えたのに。
え?対策?
そんなん、
十中八九、
逃げるが勝ちよ!
ケダモノの相手なんかしてられまへん。
ただ、現在3つある圃場のうち一つだけは出没エリアに該当するんですよね。
え?対策?
好物となる作物をは植えず、
あとは、
来ないことを祈るのみよ!




