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肥料焼けについて

2009年11月14日|パーマリンク

少し前の話しの続きを。

 

以前、過剰な低分子窒素肥料が野菜の食味を落とすのでは?というお話しをしました。

 

後味が苦いだけじゃない。旨味も減らすんちゃう?

 

 

この記事の最後の方のくだり、

「度を超えた低分子窒素肥料の施用は食味どうのこうの以前に、さらに悲惨な結果を招きます。」

について。

 

 

まあ単純な話し、これはいわゆる「肥料焼け」というやつです。

 

まずはこの写真をご覧下さい。

 

 

 

 

しばらく前の白菜畝の写真です。

 

この写真の3つの赤丸の部分には、同時に同じくらいの大きさの苗を植えました。

 

しかし、中央下部のものは正常に生育しているのに対して右上のはかなり貧弱です。

左上のものに至っては、跡形もなく文字通り消滅しています。

 

 

上の二株と下の株との違いは、肥料の量と質だけ。

(厳密にいえば違いは他にもあるでしょうが、今回の肥料の違いに比べれば他の要素は無視できるレベルです。)

 

 

当ファームで使用する肥料は基本的に米ヌカを主体とした発酵肥料、いわゆる「ボカシ肥料」ですが、このときはその仕込みが間に合わなかったためやむをえず一部で市販の鶏糞肥料を使用しました。

それも生の鶏糞を乾燥しただけの、肥料濃度の特に高いと思われるもの。

 

上の二株がその鶏糞を与えたもので、下の株は通常通り発酵肥料を与えたものというわけです。

そこで与えた鶏糞の分量が多過ぎたのです。

 


 

鶏糞は一般に有機肥料に分類されます。しかし確かに未分解の繊維分なども多く含むでしょうが、肥効成分的には無機肥料に近いと思います。

 

ただ、鶏糞と一口に言っても、市販のものでも発酵鶏糞、火力乾燥鶏糞、ペレット鶏糞など色々あり、それらで若干成分比率は違うようですが。

特に、僕の研修時代のお師匠は有畜複合の栽培形態で、野菜を育てると同時に平飼い養鶏も行っていたのですが、そこの鶏糞肥料は野菜に直接かけてもまったく異常がなく肥料効果もバツグンという優れものでした。

(このときの癖で今回過剰に与えてしまったわけですが…)

まあ師匠の鶏糞は鶏糞そのもの以上に色んなものが雑多に混ざって発酵していて、ボカシ肥料に近いものになっていましたが。

 

少し話しがそれましたが、お伝えしたかったのは

 

市販の鶏糞は無機窒素の割合が多くて多量に与えると肥料焼けを起こすのでご注意ください!

 

ということでした。

 

 

とはいえ、適正な利用法を採れば有効に利用できるものだと考えています。

まあ市販されているわけですから、当然といえば当然ですよね。

 

逆に言えば、鶏糞などの家畜糞は畜産農家から常に一定量排出される廃棄物なわけですから、その有効な利用法は積極的に見出していくべきだとも思います。

 

ま、何にせよ、この失敗は次に生かしていきます!


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