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ジャガイモ2011
例の新圃場。
一度耕したわけですが、
アワダチソウなどがはびこっていたし、
また開墾直後はネキリなどの害虫が温存されている可能性もあるので、
凍ての入れられるうちに耕耘を何度か繰り返しておきたいところ。
なわけですが、
先週の雨がまだこんなに残ってる!?
耕耘の済んだところに足を踏み入れると、
ぬかるむぬかるむ。
ここもこの地域特有のお約束の水田土壌で、
床が浅い。
こりゃまた排水労働が不可欠のようです。
面倒だ…
植えたはずのない…
ジャガイモが!!
ジャガイモを栽培した圃場には、
かならず取り残しの小さなイモが残るので、
こうやって芽生えてくるんですよね。
こうなると、やっかいな雑草以外の何者でもないので、
引っこ抜きます。
すると…
小っちゃい芋が付いていました。
出荷に供せられる量と大きさではないので、
農園主の胃袋に収まりましたとさ。
めでたしめでたし♪
お伝えしております通り、
現在品目の少ない状況が続いております。
なので、
奥の手として、
ジャガイモの早掘りを行いました。
確かにイモはついておりますが、
少ない…
比較的収量の少ないキタアカリであること、
予定よりも早掘りであること、
の2点を考慮したとしても、
収量が少ない気がする。
というのは、
茎葉が旺盛に繁茂しているのに対して、
イモの収量が少ない気がするのです。
この現象は、
去年のサツマイモに似ている。
最適環境について、ずっと前から知っていたのかもしれない(植物のミカタ)
ジャガイモは塊茎で、サツマイモは塊根という違いはあるが、
養分を貯蔵して無性生殖をおこなう器官であるという点では、その機能は共通している。
なら、イモの肥大を優勢にする環境条件も似ていてもおかしくはない。
事実、
今回のジャガイモと去年のサツマイモの栽培環境には共通点がある。
ま、
ならばこやつらをどんなところで栽培するのが最適か、決まってきますね。
ちょっと心配していた、
じゃがいもたちの近況をば。
以前の状況↓
今の状況↓
うむ。
とりあえずしっかり土から出てきてくれてます。
土の改良の程度に伴って、じゃがいもの生育にも良否が見られますが。
また、ネキリによって倒された株もあります。
まあ、
掘ってみるまで心配は尽きませんね。
でももう収穫まで放置でしょう。
理想としては、
雑草どもも、大人しい今のうちに始末しておくべきなのですが。
他の作業との兼ね合いですが、
じゃがいもの雑草処理などはどうしても優先順位が低くなりますから。
まあじゃがいもの出荷は6月下旬から9月下旬まで。
この期間、しっかりお届けできる量がとれれば問題ありません。
不安はつきませんが。
ジャガイモの畝の土寄せが完了しましたが、
寄せすぎ!?
葉が完全に埋もれてしまった。
うちのじゃがいもは早期培土が基本ですが、
培土が遅れてしまいました。
葉がけっこう展開した後にこれだけ土を被せるのはよくないよねぇ…
最近の雨で土壌水分も多いし、
もやしのように伸びて速攻で土から出てきてくれるだろうか?
やっと、
遅れていた、じゃがいもの芽かき・土寄せ・施肥をやり遂げることができました!
芽かきしてたら、
なんと、
もうミニじゃがいもが形成されている!
スピーディですね。
土寄せの遅れがストロンの発生数を減らしてはいまいか、
心配ではありますが、
まあ何とかなるでしょう。
収穫・出荷は6月中旬~下旬からです。
じゃがいも、ご期待下さい。
もう長いこと雨が降っていない。
水やりの時間と経費もばかにできませんわ(泣)
いつもと変わることなく、
果てしなく広がる乾いた大地。
と、
思ったけど。
!
これは!
!!
ジャガイモキターー!!!
明日の雨でグンと成長してくれるでしょう。
もちろんそれはジャガイモのみならず野菜全員が。
しかし、このノリ、
以前もやったような…
見事な真っ直ぐさだとは思いませんか?
畑に切られた数本の溝たち。
見事に芸術的なストレートですね!
これは、
そう。
もちろん、
ジャガイモを植えるための溝です。
今年も例のごとく、
予定よりも遅れはしましたが、
なんとか雨が降る前に溝を切り、植え付けることができました。
去年よりも深く植え溝を切ったので、
それが生育にどう影響するか不安な部分もありますが、
栽培環境は向上しているので、
去年よりも品質・収量は上がると思います。
6月からの出荷、
ご期待下さい。
育苗ハウスも無事完成し、
その中に育苗温床も設置されたわけやから、
当然、
苗たちの培土作りも本格化するわけです。
これは去年の育苗温床を1年間野ざらしにして分解させたもの。
これをメインの材料として、
苗たちの育つ土ができます。
まあ去年も同じようなことをしてるんですが、
去年のよりもしっかり雨に当てたので分解は進んでると思います。
また、今年もジャガイモの浴光が始まりました。
春の到来はまだですが、
何かとあわただしくなってきました。
記事秋・冬野菜から春・夏野菜への畝へ、
モミガラを撒く。
そして耕耘する。
モミガリーロードをゆく。のときと同様に今晩雨の予報だったので、
急いで終わらせました。
しかし、記事久しぶりのモミガリー畝エンドウで書いたエンドウ根の障害は前作残渣の影響だろうとは言いましたが、
それでも籾殻成分を考えるで最後にちょろっとだけ書いたように、
籾殻成分を好んで食べるやつらの活動も、作物への悪影響に何らか関わっている気がする。
つまり、
分解者の分泌酵素が作物の表皮に傷を付け、
病原菌の侵入を促進する可能性が考えられる。
そして第二に、
前作残渣などの影響により病原菌密度の増加した状況でモミガラなどの難分解成分を多投した場合、
病原菌がモミガラそのものを利用できないとしても、
リグニン分解を得意とする担子菌などがそれら難分解成分を酵素分解して利用し始めたとき、
分解・低分子化によって生成した糖や有機酸などが分解者によって利用されるだけでなく、
そのそばに高密度で存在する病原菌によっても横取り・利用され、
それによって病原菌が温存される
なんてことが起こっているのでは?
と思いました。
こう考えると、
モミガラ投入前の環境によって悪影響の発生程度が大きく左右されることになる。
そうすると、
今回のモミガラ投入場所はセーフだと思われます。
いやたぶん…
ここにはジャガイモが植わる予定ですが、
まあ彼らの生育をしっかり見守るとしましょう。
ここは、
サラダ水菜や白いカブや小松菜のあった場所。
全て収穫・出荷が終了し、
完売致しました。
こちらが収穫開始前の様子。
(再現なった!より)
もうすっかり、
すっからかんになってしまいましたね~
ご愛顧頂きありがとうございました。
現在出荷中の中生水菜やピンクカブは別の畝のものです。
そしてこの畝はこれからジャガイモの作付け準備が始まります。